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急激な増水による事故

近年のゲリラ雨はにわか雨や夕立とは異なり、安易に考えていると恐ろしい事故を引き起こすことがあります。これまでもゲリラ雨は多くの災害や事故を引き起こし、自然の脅威を人々に知らしめてきました。
最近のゲリラ雨の事故といえば東京都の下水道作業員の事故や、神戸市の河川で起きた事故が記憶に新しいでしょう。
東京都の下水道作業員の事故とは、2008年8月に都発注の下水道工事現場において下水道内で作業をしていた男性5人が、急な増水によって命を奪われたというものです。作業員らはウェットスーツを着て約3メートルの深さのマンホールから下水道管内に入り、老朽化した下水道管内の内側を補強する作業を行っていました。作業開始時の水位は足元10センチ程度で、ひざまで増水したら作業を中断すると作業員の間では決めていたようです。しかし地上でゲリラ雨が降り、その後一瞬にして水深1,4メートルに増水し、作業員は次々と流されてしまったのです。
また神戸市の河川で起きた事故とは、2008年7月に神戸市灘区の都賀川で水遊びをしていた子ども達が急激な増水によって流され、4人の命が奪われたという事故です。
急激な増水は河川流域ゲリラ雨によるもので、河川の勾配や川幅などの悪条件が追い打ちをかけたのでした。
ゲリラ雨は予測が難しいため、最近起きたこれらの事故を予測することも困難だったと言えます。事故を防ぐためできることは、ゲリラ雨の季節には十分な備えと早めの対応を忘れないことです