調整池の必要性
日本の多くの自治体では、ゲリラ雨対策として調整池の整備に力を入れています。
調整池とはゲリラ雨によって発生する大量の雨水や出水を一時的に貯める池のことです。
森林開発や宅地開発などが進むと、森林や田んぼ、畑などが減少します。
それに代わりアスファルトやコンクリートで地面が覆われ、雨水が地中へ浸透できなくなります。
特に大都市では地面のほとんどがアスファルトで覆われているため、ゲリラ雨による大量の雨水は行き場を失うことになります。
その結果道路に水が溢れ、さらには住宅の床下浸水や床上浸水にまで至ってしまうのです。
そこで一時的に水を貯留し、下流へ少しずつ流すための調整池が必要となります。
既に日本各地に調整池は整備されていますが、近年ゲリラ雨が増加していることから、さらに多くの調整池の整備が求められています。
またゲリラ雨の雨量や災害の規模から、これまでの調整池の能力では対応できない可能性がでており、さらに能力の高い調整池の整備が求められています。
調整池には主にダム式、地下式、堀込み式などの形態があります。
堀込み式の調整池は住宅地などに多く、普段は調整池としては使用されていないことから、公園や駐車場として利用されていることもあります。
これまでは数年に一度の大雨の時にしか機能していなかった調整池は、普段は何もない窪地であるため、調整池の本来の目的が忘れられがちです。
調整池の機能を住民が理解し、平常時から防災意識を持つように心がけたいものです。